09:最後の土地探し
2003年1月〜2月
本当なら基本からそうすべきだったのですが、散々遠回りして出た結論は、
◎家もだけど、土地こそ一生の買い物
◎ローン返済が苦しくならないような土地の予算
◎多少の高低差なら設計でカバー、むしろそれを活かせる
ということで、今度は価格と広さとエリアの三角関係の範囲に入る土地を探し
始めました。希望の市・区は決まっていたので、あとは具体的な町名を指名し
ての土地探しです。具体的には
◎今住んでいるのが川のそばで、湿気があるので、最寄りの沿線でより山側。
◎なるべく〜20年以内に開発された新興住宅地。
◎ガレージを内部化するため、幹線道路からのアプローチを含め、接道の幅員
 は6m以上で、宅地との高低差は1m以内。
◎予算は1500〜1700万円迄
◎建坪率60%で2階建てでおさめるために85平米以上の広さを確保
エリア指定以外は、ほぼずっと探していた条件と変わりはなかったのですが、
春を迎えて不動産がもっとも動く時期であったのと、長く売れなかった土地が
値下げされて射程圏内に入ってきたこともあり、候補の土地がかなり増えまし
た。が、実際に見に行ってみると3〜5m以上の高台だったり(山手にはつき
もので眺めもいいのですが、ビルトインガレージが出来ないのでパス)、周辺
が畑ばかりで、夜暗くてこわかったり、坂がきつく下りは20分でも、登りは倍
以上かかりそうだったり、古い住宅街の中だったり。
その頃、ひとつの動きが・・・
前々からいいなーと思っていた土地の建築条件が外れたのです。
その土地は2002年11月にミサワの1000万円住宅を検討していたときに、規
格のプランでビルトインガレージができないことで諦めた例の土地でした。
家の近所で、車で動くときには必ず通る道沿いにあるので、毎日のように見て
いる土地です。価格以外では上の条件をすべて満たしていて、且つ最寄り駅が
同じなので、土地勘もあります。住みながら開発したスーパーもそのまま利用
できるし。バイパスへの誘導道路で、交通量が多く、住宅地というより小店舗
向きのロケーションでしたが、接道は幅員12m南向き、向かいに家は永久に
建たないというめずらしい場所でした。
ただ、価格が100万円以上オーバーしているのと、高低差が1m位有り既に、
擁壁がしてあります。ここをさわることになると建築費にもひびく。
さてどうしようか?
私たちは、この場所での建物の可能性も含めて、建築家の方に現地を見て
いただくことにしました。
01 きっかけ
02 マンションor戸建
03 ハウスメーカー1
04 ハウスメーカー2
05 中古か建売か
06 ハウスメーカー3
07 中古を改造?
08 建築家という選択
09 最後の土地探し
10 決断
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「10:決断」に続く