05:中古か建売か
2002年11月
どうしても予算に合わないハウスメーカーの家。家の予算があがる、間口が7
〜8m以上で30坪以上の土地となると、土地の予算も上がる。両方上がって
しまう。その割にはデザインや空間で好みのものが少ない。
それならどうしたらいいか。次に考えたのは、値段優先で、いっそ建売を
買ってしまおうかということです。

建売(売建)を見に行く
私たちの希望しているエリアでは、一戸建てでも2000万円台後半から入手することが可能です。ビルトインガレージは一部間取り変更して叶えられないか。まず建売(売建のプラン図)の中から14畳以上のLDKのある物件を探して見に行きました。
 私たち「この物件の平面図だけでなく、最低、立面と断面と基礎の図面を
     見せてください」
 不動産屋さん「その図面は、この物件については用意してないんですよ」
 私たち「図面もなしでどうやって工事するのですか?」
 不動産屋さん「設計をしているところにはあるかもしれませんが」
 私たち「取り寄せてもらえますか?」
 不動産屋さん「出してもらえるかなー、それよりこの物件問い合わせが多く
        て、急いで決めてもらわないと、きっとなくなりますよ」
 私たち「だって、図面も資料もないのにどうやって決めるのですか?住むの
     は私たちですよ」
 不動産屋さん「大丈夫ですよ、10年保証もついてるし。人気物件だし」
 私たち「人気があるのと、構造上安心なのと別問題なのでは?」
 不動産屋さん「わかりました。取り寄せてみますが、きっとそれまでに売れ
        てしまいますよ」
 私たち「そのときは縁がなかったということで。」
そんな似たり寄ったりの会話があちこちでくり返されうんざりとする。

いくら10年保証がついているといっても、建ってしまっていてどういう工事
をしたのかが不透明な家を買う勇気がない。これから建つ分に関しても、構造
などの面で、自分たちで勉強しながら判断するための資料がそろっていない。

中古住宅を検討する
それなら既に人が暮らしたことのある家は?中古住宅なら値頃感もある。結局
のところ、見に行くところまでたどり着いた中古物件はひとつでした。
見に行った物件はRC造で、築20年でしたが、結局不動産屋さんが言ってい
る「構造も鉄筋コンクリートで丈夫、リフォームし放題」とことなり現況は、
コンクリートにクラックが入り、隙間から水が入ったようで、鉄筋まで腐蝕が
進んでいるようでした。雨漏りもひどいようで、内装材にもしみが。
結局見に行かなかった物件は、2×4など壁で持たせている構造で、間取りの
改造がしにくい、6畳の部屋がいくつもある物件(建売のプロトタイプ)、
外観のデザインが好みでなく、屋根の関係でリフォームをしても全体の印象を
大幅に変えるのがむつかしそう・・・などで棚上げになりました。

そんな時にミサワホームが期間限定の激安住宅を発売したり、デザインが素敵
なS×Lの存在を知り、再び、ハウスメーカーが視野に入ってきました。
01 きっかけ
02 マンションor戸建
03 ハウスメーカー1
04 ハウスメーカー2
05 中古か建売か
06 ハウスメーカー3
07 中古を改造?
08 建築家という選択
09 最後の土地探し
10 決断
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「06:ハウスメーカー3」に続く