08:建築家という選択 | |||||||||||||||||||||||||
2002年12月〜 | |||||||||||||||||||||||||
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建築家に自宅を設計してもらう=お金持ち、というイメージで躊躇する方、 建築家って何?と敷居が高くて選択肢に入れない方も多いと思います。 友人のほとんどが一級建築士で、比較的アレルギーのない私(妻)は、とりあ えず可能性を模索することからはじめました。 まずは友人に、家が建つまでの流れなどを教えてもらい、30坪強の家なら幾 らくらいから建てられるのかを尋ねました。私の友人に限っていうと、建築家 は、趣味=建築、仕事=建築の人間が多いので、こういう相談にはとても気楽 にのってくれます。(今オススメの音楽は?位のノリで)もちろん、建築家の 先生みなさんがそうではないと思うし、メーカーや企業相手ではなく、個人の 感性に頼ることになるので、最初はやっぱりその方を知ることからスタートし なければならないのですが。 友人で個人で活動している中には、比較的近隣でテイストの合う人が見つから なかったため、とりあえず住宅系雑誌、家づくりの本などを何冊か買って、 どんな家がどれくらいの予算で建てられるかを見るところから始めました。 その間、ハウスメーカーや建売、中古戸建の改造の検討、土地探しも同時進行 していたので、この頃の私(妻)はアタマの整理が大変で、不動産屋さんには いくつかの可能性にひっかかるものがあれば紹介してくれ、という状況で、大 量の土地や中古戸建のファックスと、それに対するコメントをバックすると いう作業で、会社で夜遅くまで働いたあと、帰ってきてからは副業のように 淡々と家がらみの検索と対応に追われ、本当に1日48時間なみのボリューム の作業に追われました。 雑誌やインターネットで調べて、好きなテイストの建築家の方にメールを送っ て、どれくらいの価格帯の住宅をされているか、活動エリアは該当するか、 構造は何がお得意か、などの問い合わせを始めたのもこの頃です。 同時進行でいろいろなことを検討しながら、次第に建築家という選択にシフトしていったのは2003年に入ってからです。 建築家に会う。 そんな中、今もお世話になっている建築家の方に出会いました。 きっかけは、住宅系雑誌でみつけた鉄板の家。その家はご自邸なのですが、 構造、プラン、住まい方、すべてに渡って既成概念にとらわれない興味 深いものでした。 当時は、他の方向(建売や中古など)や他の建築家探しなど、いろんな方向で アプローチをしていたので、私のアタマの中は膨大な数の引き出しを開けた り、閉めたり、やっぱりまた開けたりという状態だったのですが、その方と メール交換をしているうちに気がついたら、その方と一緒に家を造るという 引き出しが、いつも開きっぱなしで、閉じることがないようになってきたの です。こんなことは、例の「EDDI'S HOUSE」を知って、夫と二人、僻地の 土地を探し回っていたとき以来のことで、ひょっとしたらこのあたりで他の 選択肢が自然消滅したのかもしれません。 しかも、建築家との(メールでの)対話の中で、可能性を探るうちに、時期的 なものもあってか、面白いように希望のエリアで、希望の広さの、希望の価格 帯の土地が流通し始めたのです。 |
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「09:最後の土地探し」に続く | |||||||||||||||||||||||||