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日付
内容
コメント
備考
2003/03/18 設計打ち合わせ2

会社の昼休みに、近所のカフェで図面を見ながら打ち合わせ。今回は夫がまるで都合がつかなかったため。前回
の時に思っていたように、スキップフロアと中庭がなくなっていて、さらに一回り面積も小さくなっていた。
その上まだ絞らないといけないとのこと。予算を下げてもらうように頼んだから仕方がないのだけれど、現実に
打ちのめされてしまう。唯一残っていたのはトップライトと吹き抜けとビルトインガレージ。あとラウンジ(趣
味の空間)が南側だったのが北側になっていた。一瞬、不満だったけど、よくよく考えると北側の方が落ち着い
ていいかも、と思い、とりあえず持ち帰ることに。ビルトインガレージのあり方がなかなか伝わらなくてもどか
しい。夫の意志を私が間に入って話をするので、95%考えは同じだという自信はあるけど、つっこんだ(例え
ばガレージ扉のしくみとか)ディテールの希望とかについては、車に乗らない私にはわからない。夫から連絡さ
せようとするが、なかなか落ち着いて図面を検討する時間も、体力も、気力もない模様。こんなに忙しいときに
家づくりなんてかわいそうだと思うが、彼の仕事の性質上、きっと多少波はあっても不規則なのはやむを得ない
だろう。本当に残業代がちょっとになっても、もう少し、家にいれたらいいのに...
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2003/03/20 住宅ローン内定通知

信金さんの方から、「保証会社さんの方、オッケイ出ました」とのお電話をいただく。これで一安心.....
なのだろうか?
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2003/04/04 設計打ち合わせ3

今回は、建築家の方のアトリエ(兼自邸)にて打ち合わせ。とてもよい住宅街に住まわれていて、住まいも実験
に満ちていてとても面白かった。奥様がとても可愛らしい方で二人のお子さんと暮らしてらっしゃる様子から、
やはりこの方にしてよかったと思った。建築家は「住まいの先生」であると同時に、イチ生活者としても共感
できたり、よいバックグラウンドで日常の幸せをわかっている方が私はよいと思うので。
で、今回のプランはちょっとアクロバティックであった。建築家の方としては、私が手放しで喜ぶか、怒って
帰ってしまうかハラハラされていただろうか。あるいは、プロならではの勝算があっての提案だったかと思う。
というのは私たち夫婦があれほどこだわっていた「吹き抜け」がなくなってしまっていたのだ。さらに私たちが
手放しで喜んでいた、寝室づけのガラスの箱のバスルームがガレージ横に移動してしまっている。正直、一瞬、
面食らった。ハテナマークで「?????」アタマの中がいっぱいになってしまった。
私は、頭の回転がのろく、受動的なものに対しては感覚的に「ピン!」と来る方ではなく、ある意味理系特有の
論理的に自分の中でいったん消化して吸収しないと善し悪しが判断できないところがある。だからプレゼンを
受けている間もずっと、人の話をほとんど聞かずに図面で理解しようとしていた。私たちにとって、このプラン
で暮らすとどうなるかを一通りシミュレーションしてしまうまで。2〜30分位して、その良さと、そっちの方
がいかに良いかが、理解できた瞬間からは受け入れることができて、余裕も出来て話を聞くことも出来た。
結論としては、吹き抜けがなくなって、バスルームが移動した案の方が、変な話、しっくりきた。とりあえず
私は新しい方が気に入ったが、吹き抜けにこだわっている夫の意見も聞くとのことで、案を持ち帰らせてもらっ
た。私は夫がどう思うかちょっと不安だったけど、往々にして「良い」と思うものは双子のように一致すること
が多いので、彼もきっと最初は「?」だけれど、きっとこっちの方がよいと思うだろうと、それほど心配はして
いなかった。
それより何より、私は大変な問題を抱えている。来週後半から夫が出張予定にも関わらず、住宅ローンの契約書
類がまだ届かないのだ。なんとか来週前半に契約しないと、いつ帰ってくるかわからない出張なのに。
(後日談:結局、夫の出張までに書類は届かず)
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2003/04/13 幕間
(前回プランに対する
夫のコメント)

結局、出張前はほとんど家に帰ってこなかった(滞在時間3〜4時間あればいい方、あとは徹夜続き)夫が落ち
着いてプランを見れたのは、秋田への出張の夜行列車の中で、出張先からの電話であっさりと「いいやん」との
こと。吹き抜けのことでいろいろ尋ねられると思っていた私は「吹き抜けなくなったよ」と言うと「でもこっち
の方が、まとまりがあって良くなっている」とのこと。それにしても不思議なのは、建築家の方の洞察力でしょ
うか。私たちには吹き抜けがないプランの方が落ち着くということをどこでつかまれたのか。あれほど、吹き抜
けにこだわっていたのに嘘のようである。こだわっていたのは、南北に長くなる(土地の形状状仕方がない)の
で、1階の北側が暗くなるのがイヤだったから。朝日を浴びて目覚めたいと思っていたから。そのリクエストに
対して、建築家の方は、吹き抜けは熱効率が悪くなるからということで、「光の道」の階段という案を用意して
くださったのだけど、詳細はいつか図面を、いや、実際の建物の写真を公開できることができると思います。
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2003/04/20 ショールーム巡り(衛生機器)

京都・御池にあるTOTOとINAXで衛生機器を見る。タンクレストイレ、似ているようで結構違う。デザインでは
INAXのsatisに軍配!便器なんかなんでも一緒...ではないのだ。
2003/04/26 設計打ち合わせ4

今回は、私がある程度しぼった機器とタイル類などを見ることも含めて、大阪のINAXショールームにて、
打ち合わせ。夫はまだ出張から帰らずということで、一人で出席。希望の便器(もちろんsatis)や浴槽、水栓金
具、洗面器、タイルなど一通り見て、方向を意思表示。その後で、新しいプランを見せてもらった。そこでまた
「?????」の展開が。なんとバルコニーが消失していたのである。いろいろ説明をしてもらっているのを遠
くに聞きながらアタマの中では、「ふとんはどこに干せばいいのか!」「衣類乾燥機を買わねばならないのか、
あれは嫌いだ!」などが渦巻いていた。家庭的ではないくせに、ふとんや洗濯物の天日干しが晴れた休日の何よ
りの楽しみになっている私には、むごい仕打ちではないか!説明を聞いていると、確かに前道はバイパス(高速
道路)への誘導道路になっていて不特定多数の車が通る駅前的な場所性、申し訳程度のバルコニーでは魅力に乏
しいとのこと。そのかわりに室内にサンルーム的な床の仕上げをタイルにした縁側的なスペースが出来ていた。
またこれについて善し悪しを判断するのに時間がかかる。こういうときに旧式のパソコンのように解析速度の遅
い自分のアタマを呪う。さらに追い打ちをかけるようにトップライトも板ガラス一枚では真夏や真冬の断熱に問
題があるから、断熱材をいれて空は見えないけど、光は通す構造にしたらどうかと言われて、パニックになる。
空を見るのを楽しみにしていたのにーーー。
結局、打ち合わせ終了間際に、解析を終えたのんびりしたアタマがバルコニーに代わって現れた縁側スペースに
ついて、「これいいやん」と回答を出したらしい。打ち合わせ終わりの合図のように二人とも立ち上がって次の
行動に移し始めたときに「『この縁側、もうちょっと面積を増やして、サンルーム兼、旅館の縁側のような憩い
スペース的にしたらどうですかねー』と言ってみぃ」と、のんきに指示してきた。建築家の方も「それいいです
ね」と返事をしてくれて、とりあえず、その方向で話を進めようということになった。でもトップライトはどう
しよう。これは結論が出ずに、宿題となった。(後日談:が、結局、どうしてもふとんだけは太陽と風に当てて
干したいので、ミニデッキを作ってもらえないかとメールでリクエストした)
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2003/04/26 ショールーム巡り(キッチン)

設計打ち合わせの後、大阪のキッチンハウス/オーダーキッチンの「FORM」/トーヨーキッチン/ナスステンレ
スを見る。圧倒的にトーヨーが好き。でも高そうなのと、デザインしすぎで飽きるかも。
2003/04/27 ショールーム巡り(キッチン)

トーヨーキッチンで疑問点が出たので、京都のスタジオに行く。疑問点(キッチンの裏はどんな意匠か)は悪い
結果に。アイランド型の我が家のプランにするには化粧貼りをしないといけない。さらに対面側に棚を付けたい
けど、元々の奥行きが75cmというのが中途半端。60cmなら棚の奥行き分足して、90cmならワークトップ
の下に棚を作れるのに...トーヨーは断念か...
2003/05/02 住宅ローン契約

やっとこの日がやってきた。本当にもう、ノイローゼになりそうなくらいヤキモキした。書類は届かないし、夫
は出張に行くし、出張に行った次の週に書類が届いて、催促の電話に追われるし...で。借りる立場の弱さで
しょうか。あくまでも、腰の低い私(出張前に書類が届かなかったときは、いったんブチ切れたものの)。
ローンの契約はサインをする書類が膨大にあって、印鑑証明を7通×2名分提出。午前9時に来店して、正午過
ぎまでひたすら名前とハンコの連続。それから司法書士の先生に立ち会ってもらって(決済の時にまた夫が出張
に行っている可能性が高いため)なんやかんやで信用金庫さんからおいとましたのが13時前。朝から頭痛がひ
どく体調がすぐれなかったのが、気力でもっていたらしく、終わったとたんに、頭痛と吐き気で、駅でひとりで
30分くらいボーッとしていた。夫は気の毒に、その後仕事で、私一人でキッチンのショールーム巡りに出かけ
なければならなかったのだけれど、どうしたものか。結局、フラフラと一旦家に帰り、薬を飲んで復活したので
近場の京都のショールームに行った。
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2003/05/02 ショールーム巡り(キッチン)

京都のノーリツ、ミカド、クリナップ、トステム、タカラを回る。これといって印象に残るものはなかったが、
トステムはアイランドも対応できそうだったので見積もりをお願いしておく。
ナゼか、キッチンのショールームのほとんどが同じ最寄り駅なので、短時間で回れた。
2003/05/03 設計打ち合わせ5

今回は久々に夫と二人で出席の打ち合わせ。めずらしく3連休とれて気分的に余裕があるのか、スルスルと説明
をアタマに入れていく夫。新しい案は、前回、私がゴネていた問題を見事にクリアすると同時に、それ以上に魅
力的な展開になっていて、二人して手放しで喜びました。夫ときたら「外(バルコニー)より、外と内の中間的
なのがすごく良い」ととても喜んでいて、積極的に、「あーしたい、こーしたい」と意見を言っていました。
どんなプランか...。それは、私たちが気に入ったシンボリックなところはきっとほぼ最終案になるだろうか
ら、近いうちに図面や工事状況などで追い追い掲載することにしよう。出し惜しみをしているわけではなく、本
当に言葉では表現できません。今回の案は、これまでのどの案よりもよかった。これが建築家と家をつくる醍醐
味かな、なんてことを考えました。それにしても、本当に建築家という職業は摩訶不思議です。読心術でしょう
か、自分でも気づいてなかった、自分カスタマイズなプランを手品のように出してくれる才能と引き出しや発想
の豊富さには、本当にアタマが下がります。
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2003/05/03 ショールーム巡り
(衛生/キッチン)

初ショールームの夫も一緒にINAXとTOTOを見る。その後、まだ見れていないキッチン2社のうちYAMAHAに
行く。連休で臨時休業だった・・・(−−; 前に行ったオーダーキッチンの「FORM」とCUCHNAを扱って
いる南堀江の「モーリショップ」に行く。「FORM」では予算的に厳しいと言われ、CUCHNAも思っていたよう
なものではなく、この日もまだ成果なし。
2003/05/04 ショールーム巡り(キッチン)

残っている2社のうち京都のサンウェーブに行く。面材の裏にポケット式になっている収納がポイント高し。
レードル類をひっかけられるようになっている。システム合計価格500万円というのを見たらしく、夫曰く
「車はなんて安いんだ」とのこと。ナットクする。その後、ムリを承知で再びトーヨーの京都スタジオへ。
「カッコイイから見るだけ」と夫を連れて行ったところ、扉のレールやヒンジ、面材の仕上げ状況とかを見て
ブツブツ言いだした(これ以上は書けません)。なんとはなしに、システムキッチンへの夢が薄れる。
2003/05/05 無印のシステムキッチンを
見に行く。

無印がキッチンのオーダーを扱っているのは、関西では「京都駅前のプラッツ」「大阪難波」の2店のみ。最寄
りの京都に話を聞きに行った。ステンレスの台(脚付き)にシンク(水栓金具はグローエ社)と、ロジェールの
ガス加熱機器がビルトインされているという今まで見た中で一番好みのものだった。業務用厨房の趣もあり丈夫
そうで、余計な装飾もないところが気に入った。台とシンクだけで45万円くらい。加熱機器と水栓金具をつけ
るとプラス12万円、オススメのハンセムのレンジフード(アイランド型用の天吊り)が28万円。予算ギリギ
リだけどそこに設置梱包費、配送料が10万円くらいでオーバー。しかも鍋などを置く、収納をオプションしな
ければならない。それなら、いっそキッチンも工事で作ってもらおうかと、手作りキッチンに心が傾く。
2003/05/11 設計打ち合わせ6

アトリエにて、修正図面と予定の仕様書、スケジュールなどを見ながら打ち合わせ。使用予定の建材と、今回
採用予定の工法(かなりレアなもの?)の説明を受ける。建築家の自邸の造作キッチンも見せてもらう。
造作キッチンにかなり心が傾く。もうメーカーものには戻れない?気持ち的には、造作:INAX=8:2といった
とこかな。帰り道、天満橋のマディで夫とお茶をしながら、住まいへの夢を無責任に語る。こういうひとときが
一番楽しかったりする。
2003/05/11 設計契約

今さらながらだけど、キチッとけじめをつけたかったので、一応契約書を作ってもらって、契約書を交わす。
基本設計はほとんど固まり、どんどん詳細をつめていくことになる。
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