苦しい土地探しにつきあってくださった、不動産会社さんを紹介します。
全国規模の土地を探せるサイトもありますが、地元(京都や宇治)
に強いところもあります。「建築条件なし」の土地は約8割の
不動産屋さんで紹介してくれました。またその中の何軒かは、
私たちの希望を理解してくれて、建築条件なしを中心にファクスして
くださいました。契約に至ったところはもちろん、一軒だけでしたが、
それには色んな方の協力があってだと思っています。
グッピーハウスのTOPへ
全国規模で展開
不動産屋さん 特徴 hp
ISIZE住宅情報 「リクルート住宅情報」のWEB版。さまざまな不動産会社さんがここで土地
を紹介しています。複数の物件を同時に資料請求して、自分たちの希望条件
(地域・予算・連絡先など)を登録しておけば、いちいち入力せずにすむの
で、一度でたくさんの物件の資料を送ってもらうことができます。
ただし、各社でなかなか売れない物件が多いため、ハウスメーカーの家とかを
考えている場合は、手頃な整形地は高額になるため難しい一面も。
都市公団
都市公団の分譲地、定借地が検索できます。都市公団の性質上、町中という
よりは、どちらかというと郊外の物件が中心ですが、擁壁とかもしっかりして
いて信頼度は高く、また街づくりがゆったりとしていて、住宅地としては、
良いのではないかと思います。
日経住宅サーチ
いわゆる日経新聞のWEB版「住宅」コーナーです。上の住宅情報のように、
いろんなところが物件を登録しているので、幅広く調べることができます。
三井不動産販売
デベロッパーとして有名ですが、「三井のリハウス」コーナーには土地の情報
もあります。
住友不動産販売
よくポストにチラシが入っている住友不動産ですが、物件検索も詳細まで設定
でき快適で、物件数も多く、しかも写真付きで見れるので、どの物件に資料
請求するかをあらかじめ精査することができます。
東急リバブル
マンションや分乗戸建てが多いですが、中には土地の情報もあります。
日本住宅流通
関西地方がメインですが、東京など支店での扱い物件もあります。希望条件
を登録でき、更新があるとメールが届くので便利です。
関西地方が主力
不動産屋さん 特徴 hp
近鉄不動産 仲介物件のところに「土地」があります。その他にも戸建て、マンションなど
幅広くされています。
京阪不動産 仲介物件のところから「土地」が検索できます。詳細ボタンで、土地の形状
など簡単な資料が見れます。
京都を中心に
不動産屋さん 特徴 hp
建都住宅販売 京都が圧倒的に強いのですが、最近、滋賀・大阪も幅広くされています。
地域や予算を選んで検索でき、物件数も多いです。
三信工務店 京都の工務店さんですが土地の仲介などもされています。面白い企画が「建売
町屋」。建築系学校の学生から案を募るコンペ形式。第一回から楽しみに見て
いて、この間第三回のコンペ結果が出たところ。また即日完売だろうなー。
丸吉住宅 中古物件などが中心ですが、土地も扱ってらっしゃる(わりと建築条件なし
がある)京都の不動産屋さんです。
(株)青葉 京都でも北区や左京区など、ちょっと憧れのエリアを中心に扱ってらっしゃい
ます。
(株)狩野
コーポレーション
北区・左京区・上京区・中京区・下京区・東山区などの京都でもいいところ
の不動産を扱ってらっしゃいます。地域と価格と種別で検索ができます。
写真もあり。
京都不動産
ネットバンク
左京区・東山区・山科区・伏見区など京都の東の方を中心に、登録されている
検索サイト。
澤田住宅 北区にある不動産屋さん。京都市内中心です。
サイトの「おこしやす」という番頭さん?のイラストがメチャかわいい。
小山eネット 北区小山といえば京都の高級住宅街。私は縁なかったですが、縁ある方は
一度覗いてみてください。
八清・ハチセ 京都と滋賀の不動産情報が掲載されています。土地情報ではありませんが、
京町屋情報がとても充実しています。お好きな方はご覧ください。
丸善ホーム こちらも北区・上京区と坪単価の高い地域が中心になっていたので、私は
縁ナシでしたが、結構、マメに更新されています。
タカエージェント
京都
京都市全般と、京都南部と幅広く膨大な物件が登録されています。メールや
ファクスでの対応にも迅速に対応していただけました。
京の住宅情報
ハウジング計画
毎週送られてくるメルマガで、更新された物件情報がわかり重宝します。
希望の物件をメールでお願いするとすぐにファクスをしてくれました。
宇治に強い!
不動産屋さん 特徴 hp
奥田建設工業 工務店さんですが、不動産部もあります。実は、グッピーハウスの敷地は
こちらでお世話になりました。担当の女性の方はとても親切で、わからない
ことを色々と教えてくれたり、こちらのワガママも本当にきいてくれました。
いろんな不動産屋さんとお付き合いして、中にはとてもよくしていただいた
ところもありましたが、特に奥田建設工業さんはピカイチ。
京都住宅
情報センター
京都南部(宇治・城陽・京田辺ほか)の物件を「地域」「種別」「価格」で
検索することができます。
素人コムギの土地探しポイント集。
今回の土地探しを経験しての反省点と成功したコツを書きたいと思います。

1)地域の適正な価格を知る。
  住みたいところと予算は必ずしも一致しないなーというのが土地探しをしての感想です。
  探したことのある方なら「そうそう」と思われると思いますが、住宅地として「雰囲気の
  良い」ところは大抵同じ市内でも割高になります。特に、ハウスメーカーで考えられる方
  なら、ある程度の間口と広さがあった方が希望の家が建ちやすいです。
  例えば土地の予算が2000万円で、50坪程度ないと建坪すら難しい場合、坪単価40万円
  以下の地域なら買えますね。
  不動産のチラシとかを毎週毎週ずーーーっと眺めていると、「ここは高いんだ」
  「ここは雰囲気はいいけど駅からバスに乗る分割安だねー」というのが見えてきます。


2)住みたい地域・沿線をある程度絞る。
  これは私たちのした失敗ですが、予算の配分を建物7:土地3くらいで探したため、共働き
  ではとても通勤できないような場所まで探しに行くことになり、ずいぶん回り道をしました。
  住まいももちろんですが、快適に通勤できる範囲、ずっと住み続けたい場所というのも結構
  重要。
  一旦、ある程度絞って、住まいへの希望(広さや建物の高さなど)がふくらみ始めて、これ
  ぐらいの広さの土地がほしいなと見えたときに、もう一駅遠く、バスも10分ならオッケイ、
  という風に妥協していけば、かけ離れたところを選んでしまうことはないでしょう。
  グッピーハウスは最終的には建物5:土地5くらいの配分になり、今住んでいるところの近所
  になりました。

3)とにかく土地はたくさん見る。
  不動産には掘り出し物がない、とよく言われますが、確かに税金対策や相続などで売り急いで
  いる場合以外は、ほとんどは安いのには事情がありました。その事については次の4)で書き
  ますが、土地は見れば見るほど値頃感というのが少しずつ分かってきます。
  土地なんて言ってみればただの「場所」。普段から土地を扱い慣れている宅建業者さんなら
  ともかく、素人の私たちにできることは、とにかく可能性があるものはひたすら「見る」。
  結局ハズレでも、その経験は次につながると思います。

4)安い!・・・でもちょっとその前に。
  安い事情はいろいろです。何か事件があったとかそういったことは滅多に当たりませんが、
  私が「なんで安いのに売れないの?」と不思議に思ったことがいくつかありました。例えば、

  ■都市計画道路の予定がある=最悪、立ち退かなければならない。そこまでいかなくても、
   接道の交通状態が激変する可能性が高い。
  ■近隣が崖崩れ危険地帯に指定されている。
  ■ひとやま超えたところに大型のゴミ清掃工場があり、かなりの反対運動の渦中にある(清掃
   工場すべてが悪いわけではないですが、その件はかなり悪徳だった)=検討している物件と
   清掃工場のが山を越えることで行政が異なっていたので、土地勘がないとわかりにくい。
  ■市街化調整区域=基本的に、家を建てることが難しいと思います。
  ■建築不可能な土地=幅員4m以上の道路に2m以上接道していない、市街化調整区域、地目
   が「田」の場合は農地転用の許可が必要
  ■最近まで池や沼などで極端に地盤がゆるい、あるいは近隣に大きな活断層が走っている。
  ■所有者以外に借地権者がついていた
  ▲極端な変形地や、未造成の土地。傾斜地。▲極端な高台の土地。▲8割が法面の土地。

  「■」の場合は、迷わず役所で確認をしたほうがよいでしょう。極端に危険だったり、買った
  土地に家が建てられない場合もあります。地盤については、今は地盤改良などで大抵なんとか
  なるそうですが、その費用も見込んだ予算設定が必要になります。
  「▲」は場合によっては設計次第で面白くなったり、高台も見晴らしが良いという点では
  メリットなので、人それぞれだと思います。

5)設計事務所、ハウスメーカーなどの設計担当者に見てもらう。
  いろんな家づくりサイトをみていると、注文建築の場合、みなさん設計者の選定と土地の選定
  を同時に進められています。
  私達の場合は、設計者の選定はぼんやりと考えながら土地探しに比重を置いていました。
  それは私の方に、一般の人と比べて少しだけ建築の知識があったからで、土地を見るときに、
  漠然とフロアの高さやゾーニングをシミュレーションしながら土木工事にかかる余分な費用を
  想定していたからです。
  それでも、もう少し早くに、プロの建築家の方ともう少し多くの土地を見ればよかったと少し
  残念に思っています。選んだ土地に後悔はありませんが、それは偶然満足できる結果になった
  だけだと思います。
  私たちは希望は描けますが実際にそれを設計するのは、建築家であり、ハウスメーカーの設計
  者ですから。上の4)とも関わっていますが、結局土地を安く上げても、希望のプランを叶え
  るためには土木工事に費用がかかりすぎる場合もあります。

6)買うときには、すばやく動く。
  不動産が動くときはものすごく早い。一般的に出回っている不動産のほとんどは「残り物」で
  本当の美味しい物件はオモテに出ずに、水面下で話は進んでいるようです。
  ある懇意にしていただいた不動産会社の方から
「今、検討されている土地の向かいに、更地が
  あるでしょう。あの土地の所有者の方が、売りたいと今晩話を持ってきて、まだこれから測量
  とかで時間はかかるけど、今のところ、建売とか売建でないとダメというわけでもなさそうな
  ので」
と。
  実はそっちの土地の方が陽当たりも良く、気になっていた土地なので私はすごく執着しました
  が、夫が「4m道路でクルマが入れにくいし、昔ながらの古い住宅地の雰囲気になじめそうに
  ない」ということで却下しましたが、すぐに建売の話がついたとか。
  その時にはじめて、土地の動く早さを知りました。たとえば、キャッシュで土地を買える人
  でも、ほとんどローンで買う私たちであっても、土地の買付証明を先に出した者が、先に売主
  さんと交渉できるので、交渉中は物件が止まり、「ついている値段より高く買うよ」といって
  もダメなんですね。でも、初めて土地を見て、問題なく最良の土地を購入できたラッキーな人
  はともかく、高額な買い物だけに、迷っているうちに機会を逃してしまいがち。
  そのためにも上の1)〜5)で経験を積んで、さらに設計者に一緒に現場を見てもらうことで
  自信を持って即決することができます。
  「私たちはこの土地をこの価格で買う意志があります」と書面で意志を示すのを買付証明書と
  いいます。これに希望の金額を書き込み、申込金を渡します(うちは10万円だった)。
申込
  金は手付け金と異なりキャンセルしたら、全額返ってきますが、手付けを打つと原則返金され
  ません。

7)契約前にできるだけしておきたいこと。
  4)で書いているような危険だったり、安心して暮らせない要素があれば役所に確認すること
  はもちろんですが、それ以外の土地でも
  
■登記簿の閲覧=所有者以外に、借地権を持っている人、抵当権の確認などができます。
          通常、こういったことは売り主さんからの資料に明示しているはずですが、
          権利関係が複雑で、売り主さん自身の認識不足で悪意がなく権利が登記して
          ある場合もなきにしもあらずです。
  ■地図(公図)での地番の確認=購入する土地が実は隣の土地で、家が建っていた・・・
                 なんてことがないように。
  ■取引する宅建業者名簿閲覧=過去の業績などは都道府県の役所にて名簿の閲覧ができます。

以上が、私が土地を購入したことで学んだことです。これですべて完璧とは言えませんが、恐らく、素人ができる最善は尽くしたかと思います。
土地は分からないことが多いし、実際、最善を尽くしたものの、実際に掘ってみれば何が出てくる
かわかりません(グッピーハウスの場合、場所柄、はにわとかが出てくるかも???)。
昔あった建物の基礎や、浄化槽、井戸などが出てきた・・・というのはよく聞く話なので、実際に
掘ってみるまで安心はできませんね。