一日現場検証 2003/11/30
光のエンターテイメント、
日常が2倍楽しめる空間。

11/29号の補足的になりますが、床がだいぶ貼られ侵入してもよい
ところが多かったので、前日は撮影できなかったアングルのものも
アップしています。
毎回、一番好きな写真をトップに載せているのですが、今回のこの
写真は、とりわけわが家の象徴的なカットであると思います。
光の加減で、こんな風に1階の床に放射状の影ができるんですね。
現場でボケーッとしていて、偶然、これを見つけたときには、思わず
「おおっ!」と歓声を上げてしまいました。
今はまだ、シートで覆われている、南面の鉄骨格子越しの光と影、
ぽっかり空いた小窓からの光、トップライトからの光、そしてこの
階段が作る光と影・・・全く同じ雲がないように、季節によって、
時間によって、天気によって、いろんな要素が複雑に絡み合って、
とても面白い展開が期待できそうです。
ちょうどここは寝室になるところなので、休日など寝そべって本を
読んだり、ぼんやり考え事をするのに、とても快適な空間になること
でしょう。
ワクワクするという生活の機能に直接関係ないようなことが、私たち
には意外とストレス解消級の価値であったりするのです。

←←←←←写真は、1階床に浮かぶ、階段の放射状の影です。
小空間に、ほらっ!こんな奥深い世界が。

小さいながら仕掛けだらけの2階のトイレ空間です。
写真(左から1番目):トップライトを南面側に見た様子。
写真(2番目):同じく、北面側に見た様子。黒い●には換気扇
が設置されます。
写真(3番目):トイレを正面から。建具が入ります。ドアノブ
も造作でお願いしています。(仕掛け付き)
写真(4番目):トイレットペーパーホルダーです。3個を、壁
に突き刺してディスプレイ?します。
キッチンまわりは、タイルの床。造作収納も、かなりレベルの高い仕上がりです。
ワークトップ下。見づらいですが、
タイルがシッカリ敷き詰められてい
ます。
タイルの床はインナーテラスまで、
ずっと続いています。洗濯スペース
も兼ねています。
背面の収納です。扉付きのボックス
2個という、わが家で最大の贅沢な
造作収納です。
金物を使わず、手がかりだけの取っ
手。開け閉めしたときの感触が柔ら
かで、上品な建て付けです。
安価で作ってもらったアイランド
キッチン用のレンジフード。ダクト
部分は白塗装してもらいます。
鉄骨だけど、白く塗ったらキュートな仕上り。

結構、周囲からも評判がいいのがこの階段です。
最初、中央部分は何もナシで完全な外側の片持ちの筈だった
のですが、踏面に前後に掛かる力のせいで、階段全体が揺れ
登るにつれ揺れが増幅するため、踏面の内側も細い鉄骨で補
強をしてもらいました。

写真(左):ベッドをおいたときにアタマが来る位置の辺り
から見上げた様子。何だか白い羽根みたいな踏み面が何とも
キュートです(自画自賛)。
写真(中):横から見ると、流麗な流れ。階段下がきれいに
空くので、ここをディスプレイ場所として使えないかと思っ
ています。
外回りも、キレイに仕上がってきています。

写真(左):北西角から外壁を見上げた様子。工事の動線の
都合でギリギリまで貼られなかった、北側(向かって左側)
の外壁もばっちり貼られています。
写真(中):ガレージ扉付近を見上げた姿。かすかに見える
金物がハンガー扉のレールです。夫は毎日、ここからクルマ
と一緒に出勤します。
写真(右):南西角から北側を見た様子。中程にキャンチレ
バーの突出したトイレがあります。その周辺の外壁もキレイ
に貼られています。
最後の1枚の床板を貼る直前。 二人がかりで貼ってくれています。 円形吹抜周りの床。見事な収まり。 同じく、階段下の床もキレイに。 収まり具合をアップで撮りました。
ガレージ&書斎部分を見下ろした。 2階の北面を望んだところ。
キレイに貼られた1階の床を見下ろしました
かわな工業さんの施工技術は
恐るべし!カンペキです。

別に、お金もらっているわけではないですが
現場に行くたびに、感心することしきり。
若い職人さんの多い現場ですが、レベルは
かなり高いです。特に、ウチのような、柱の
出っ張りとかが多い家だと、床を1枚貼るの
も、壁に造作収納を作るのも、一手間も、二
手間もかかるものです。
今回、ちょっと余裕があったので、かなり意
地悪な目で検証してきましたが、「こういう
ところ、微妙に隙間とか空いたりするんだよ
ねー」と想像していたのが見事にうち砕かれ
ました。どれも一体になっているかのように
カンペキにかみ合っているのです。
1階寝室部分の内観。かなり落ち着いた空間になりました。 2階の北西角。2階は北と南で、趣が全く異なります。
浴室ももうすぐ完成!?

今頃、床もタイルが貼られているのでは?
といったところでしょうか。一番右の写真を
見ていただいたら、25角タイルの雰囲気は
わかるかな。今はまだ目地が入っていません
が、一応、「白目地」で仕上げてもらうこと
になっています。