caramel House 2004.03.06
くてやさしい
バニラ風味な おうち

イエヅクリ友宅探訪、第二弾は瀬戸内に建つmitchさん
ご夫婦のお宅です。
高松から鉄道に揺られて数10分。駅まで、mitchさん
が迎えに来てくれました。車中でくだらないおしゃべり
をしながら住宅街を抜け、視界が開けたところに、いき
なりそれは現れた!

「・・・お、おいしそう!」

まさにバニラクリームでできた甘いケーキのようなお家
だったのです。かわいくてポワンとやさしい雰囲気は、
mitchさんにそっくり!? 愛らしい反面しっかり者の
彼女のこと、きっと1本芯の通った何かがきっと見つか
るはず。そんな私の予想はあたるでしょうか。
バニラな壁が本当においしそう。屋根
の色合までビスケットを砕いた、トッ
ピングに見えてきた!(←重症)
設計:松村 晃 氏
施主さんweb_siteはコチラ
「越し屋根」という形状の屋根。互い
になった屋根の間に窓があります。
とても土地が広い上に(ローソンの駐
車場みたい!)周囲に家が密集してい
ないのでとても陽当たりがよい。
玄関部分が西、デッキが南です。風通
しも良いので、冬場の寒さ対策も兼ね
て、北側はペアガラスにしたとか。
コチラは南面のデッキ部
分。リビングから出られる
ようになっています。
玄関ドアも照明もカワイイ
細やかなmitchちゃんのこだ
わりが随所に。
彩良し、カタチ良し。中身も大事だけど、まずはルックスでしょう。
向かって右のドアが玄関から
リビングへの入り口。左のガ
ラス戸はデッキへの出入り口。
満月のような丸窓と、照明。
正方形の琉球畳とのコントラ
ストが美しい和室。
満玄関横にあるニッチ。寝室に
なる東南の部屋にも小さなニッ
チが2つ並んでいました。
カタチや素材感の異なる柱と梁の、組み合わせの妙。
平屋のおうちなのに、外から見ると2階建てのように見えます。屋根の形状のせいかもですが、天井高が
とても高い!勾配天井になっているリビングで一番高いところが、5m半くらいあるそうな。サーキュ
レーション効果のため、シーリングファンをつけられています。壁に貼られている漆喰シートは県内
で初施工とか。このリビングは陽当たりもよく、開放感があり、かなり居心地良いです。
キッチン全景。広いです! 白いタイルとシンクがキレイなワークトップ。
冬はグラタン、夏はハーブを使った冷製パスタ?
食のイメージが広がる、ハッピーなキッチン。
個人的にタイルのキッチンは反対派だったけれど、今回、mitchさん宅で拝見
して、なんで(自分のイエヅクリ時に)一度でも検討してみなかったんだ?
・・とかなり後悔しました。料理がとても楽しめそう。お掃除も頑張れそう
きっと雑貨が映える、
質感のある洗面台。

















<オジャマした感想文>
私の家からmitchさん宅は、片道4〜5時間くらいかかります。
でも、許されるならば、また遊びに行きたい!って思いました。
mitchさんとは知り合ってからそんなに時間が経っていないのですが、
私にとっては何年も前からつき合いのある友人のように居心地の
良い人。はじめてお会いしたご主人も、飄々とした不思議な
雰囲気があり、このおうちは、正にお二人そのものの居心地の良さ
だったのです。
冒頭で書いた「彼女ならではの1本芯が通った」ところは、いっぱい
ありました。
一見、かわいらしいおうちですが、太い梁や丸い柱、がっしりした
キッチンカウンターなど、骨組みの確かさが生きています。設計士の
松村さんは、mitchさんご夫婦をとても理解されたんだなーと思いま
した。
ということで、mitchちゃんよぉ〜、そのカウンターでなんか美味しい
もの食べさせておくれや〜。
わが家も白タイルのカウンターをつ
けてもらったのですが、白タイルは
なんでもない雑貨類を「あたかもセ
レクトしたように」演出してくれま
す。←これは、わが家の場合です。

mitch宅のキッチンも洗面台も、タ
イルと木の質感の組み合わせに神経
が行き届いています。
この2つは一番、細かい物が大活躍
するスペース。意匠的にもそこに白
タイルをセレクトしたのはよい選択
だなぁ・・と思いました。